ふくいアグリネット>稲作情報

No.5
(6月21日 調査結果より)

since 2006.5.25
last_update 2006.6.22
〜稲作情報について〜
稲作情報は、安定した稲作の参考としていただくために、編集しております。なお、編集につきましては、県内代表地点における生育調査結果と気象情報を参考にしております。


稲作情報作成委員会、水田農業レベルアップ委員会技術普及部会
                 (農業試験場農業技術経営課農畜産課JA経済連)より
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■お問合せ先
・具体的相談は、最寄の農業経営支援部課、またはJA(JA福井県中央会のリンク集をご参考ください)にお問合せください。
今回のポイント
◎中干しとケイ酸質資材の施用によりイネを硬くする!!
◎ハナエチゼンの1回目穂肥を遅れずに施用!!
  生育が小さい場合には、穂肥を多めに!

現 況
気象の概要(6月14〜20日、福井地方気象台)
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 平均気温は22.8℃で、平年に比べ1.2℃高かった。
 日照時間は6.4時間で142%、日射量も20.4MJ/u/日で131%と、いずれも平年より多く多照であった。
 降水量は13.5mmに過ぎず、平年比36%とかなり少なかった。
今後一週間は、曇雨天の予想である。

生育状況稲作生育診断システムの現在の生育メニューで確認できます。)
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 コシヒカリの5月5日頃までの移植では、草丈はやや短く茎数もやや少ない。葉令は遅れており、葉色はわずかに淡い。圃場間の差は大きい。5月10日以降の移植でも、前年に比べて草丈は短く茎数は少ない。葉令、葉色も5月5日頃までの移植と同様な傾向である。
 ハナエチゼンでは、草丈はわずかに長く茎数もわずかに多い。葉令は圃場による変動が大きく、葉色はやや淡い。
 直播コシヒカリでは、草丈、茎数、葉色はほぼ平年並、葉令はやや遅れている。
 6月21日現在、農試4月25日植えでもハナエチゼンの幼穂は肉眼では確認されていない。幼穂形成期はほぼ平年に近いと見られるが、圃場間の差が大きいと推測される。

 
病害虫の発生状況
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葉いもちの全般発生期は6月6半旬の予想
 6月20日現在、葉いもちの発生は確認されていない。
 6月18日に今庄、美浜、小浜で感染好適条件となったため、6月22日以降に降雨があると、週末には病斑が見られる可能性がある。
カメムシ類
 農試周辺では、平年に比べてカメムシ類の発生は5〜7日遅れているが、アカスジカスミカメ(第一世代)のすくいとり数は多い。
イネドロオイムシ
 一部の地域で被害が散見されるが、全体的に被害面積は少ない。発生の多い圃場は要注意。

対 策
移植コシヒカリの管理
1) 草型改善
 5月5日頃までの移植では、中干しにより葉身が立ち、草型はまずまずである。一方、今後は日照不足が想定されることから、特に茎数が多い場所ではやや強めの中干しを継続する。また、今月中にケイ酸質の土づくり肥料 (ようりんなど)を10a当たり40〜60kg施す。
2) つなぎ肥
 コシヒカリで早く葉色がさめてきた場合、窒素を含む追肥の施用は避けて、ようりんや珪酸加里を40〜60kg/10a追肥して稲体を硬くする。また、塩化加里で葉色を維持する場合は、5〜7kg/10a施用する。

ハナエチゼンの管理
1)  必ず幼穂長1〜2mmを確認し、軽く灌水して穂肥を施用する。また、茎数や葉色により施用量、施用時期を決定する。特に、移植時期の遅いハナエチゼンでは施用時期が遅れないようにする。葉色が基準より落ちている場合は穂肥施用量を多くする。
    
2)  一括基肥の場合、水分が不足すると窒素の溶出が抑制されて、期待どおりの時期の肥効が得られないので、水管理に注意する。
3)  一括基肥では、分施体系より葉色が淡いが、肥効の発現が不良な場合は速効性肥料の穂肥施用を考慮するとともに、水管理を適正にする。さらに、葉色発現が不良であれば、出穂前15〜10日頃に追肥する。

直播栽培
1)  地力がある圃場で茎数が多い場合(700本/u以上)には、やや強めの中干しを継続する。
2)  葉いもち、ニカメイガが多発し易いので注意する。発生をみたら粉剤等で防除する。

イクヒカリの管理
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 コシヒカリより倒伏に強いが、生育過剰となり稈が細くなると品質に影響が及ぶので、必ず中干しを実施する。
 イクヒカリの第1回目穂肥は、幼穂長2mm時(出穂24日前頃)に窒素成分で2kg/10a施用する。一括肥料を用いている場合でも、葉色が出ない場合には速効性肥料で穂肥を施用する。今後はコシヒカリより葉色を淡くしない。

病害虫防除
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 畦畔、農道の草刈りをこまめに行い、斑点米を引き起こすカメムシ類の生息密度を低下させておく。
 葉いもちが発病した圃場では、初発一週間後が防除時期にあたる。予防・治療効果のある粉剤・水和剤で防除する。粒剤で防除する場合は治療効果が期待できるオリブライト粒剤を湛水状態で施用する。
 穂いもちを粒剤で防除する場合、早生では施用時期に至っているので、遅れないように施用する。
 山間、山沿いの圃場では、曇雨天が続くとイネドロオイムシの加害が進むので、粉剤で防除する。
 前年、ニカメイガの発生が多かった地域では葉鞘変色茎の発生に注意し、粉剤、液剤で防除する。
 前年、紋枯病の多かった圃場は、粒剤で防除する。特にイクヒカリでは防除を徹底する。 
6/24〜25 と 7/8〜9 は草刈りデー
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