ふくいアグリネット>稲作情報

No.1
(5月24日 調査結果より)

since 2006.5.25
last_update 2006.5.25
〜稲作情報について〜
稲作情報は、安定した稲作の参考としていただくために、編集しております。なお、編集につきましては、県内代表地点における生育調査結果と気象情報を参考にしております。


稲作情報作成委員会、水田農業レベルアップ委員会技術普及部会
                 (農業試験場農業技術経営課農畜産課JA経済連)より
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■お問合せ先
・具体的相談は、最寄の農業経営支援部課、またはJA(JA福井県中央会のリンク集をご参考ください)にお問合せください。
今回のポイント
活着はおおむね良好.好天日を選んで田干しを!!

補植用苗を除去する!!

現 況
気象の概要(5月1日〜20日、福井地方気象台)
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 平均気温は17.7℃で、平年に比べ 0.7℃高かった。
 日照時間は平年比66%、日射量も平年比88%といずれも少なかった。
 降水量は、平年比 139%と多かった。しかし、平均湿度は平年値と大差ない。
 5月上旬の気温が平年より約2℃程度高く、中旬は平年並み。日照は変動が大きく少なめである。

生育状況稲作生育診断システムの現在の生育メニューで確認できます。)
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 農試気象対策試験では、草丈はやや長く、茎数は平年並み〜多い。葉令はほぼ平年並みである。葉色はやや淡い。
 過去のデータによると、5月上旬が高温であった1997、1998年では、5月25日の茎数が10本/株を上回っている。
 現地の5月上旬植えでは、草丈は並〜長く、茎数は変動が大きいが並〜やや少なめ、葉令もおおむね平年並み〜やや小さい。葉色は並である。ハナエチゼンではコシヒカリよりもやや葉色が濃い。5月中旬植えでは、草丈は並〜短く、分げつの発生はほとんど認められず、葉令の進展は遅れ、葉色は淡い。
 5月上旬移植では、活着やその後の初期生育は良好で、やや徒長気味である。5月中旬移植では、活着がやや遅れ、葉令の進展や葉色の発現もやや遅れ気味である。
 直播では、4月中の播種では発芽が遅れ、発芽率も低下したが、5月に入ってから  の播種では発芽までの日数は比較的短く、発芽率はまずまずである。草丈はやや長く、葉令は平年並みである。
 5月中旬の日照不足の影響は、5月中旬移植で大きい。また、5月上旬移植でも根の張りが悪い可能性がある。

対 策
移 植(5月上旬まで植え)
 活着良好な圃場では、ほぼ平年並みの葉令でも茎数はやや多い。これは、移植後の好適条件により下位節より分げつが発生しているためである。また、やや草丈が長めである。今後は以下の点に留意する。
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 徒長したり葉色が出ない圃場では、好天日に落水して田干しを行う。
 いもち病の伝染源となる補植用苗は早急に除去する。
 葉いもち予防粒剤は6月上旬に施用する。
 箱施薬が行われていない圃場で、イネミズゾウムシ、イネドロオイムシの発生が多い圃場では速やかに防除を行う。
 雑草発生がだらつく圃場では、ノビエにはクリンチャー1kg粒剤あるいはクリンチャーEW、広葉雑草には中期剤など適用のある薬剤を施用する。
 幼穂形成期までの地力窒素の発現量(予測値)は平年よりやや少ないが、現在まで  のイネの初期生育はまずまずで、生育中期以降の発現がやや多くなると予想されるので、コシヒカリではむやみに追肥を施用しない。イクヒカリでは、葉色が淡いなど状況に応じて追肥を施用する。
 活着や初期生育が良好な圃場では、今後茎数が過剰となる可能性があるので、早めの溝きりや中干しの準備をしておく。

移 植(5月中旬植え)
 5月中旬の日照不足により活着が遅れ、葉令の進展もやや遅れ気味である。
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 活着が遅れている圃場では浅水管理とし、分げつ発生を促す。また、一時的に田干しを行う。
 イネヒメハモグリバエの被害発生を考慮して、箱施薬していない圃場では粉剤による防除を行う。
 雑草の生育を見ながら除草剤を遅れないように施用し、その後の水管理を徹底する。

直 播
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 苗立ちが揃った時点で、おおよその苗立ち本数を必ず確認する。適正密度はコシヒカリで30〜80本/u、ハナエチゼンで30〜140本/uである。イクヒカリではほぼハナエチゼン並みと見られる。これより多い場合には、早めの中干しや倒伏対策を予め想定しておく。
 直播では、ヒエの活力が高く葉令の進み方も早い。このため、第2回目の除草剤は、ヒエの葉令を確認して遅れないように施用する。ヒエの葉令が進んでいる場合には、クリンチャーEWなど効果の高い除草剤を散布する。

上記内容のPDF版資料(284KB)
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