No.12(8月13日調査結果より)
稲作情報作成委員会、福井米ハイグレード化技術・普及部会(農業技術経営課、農産園芸課、農業試験場、JA経済連)

◎ 胴割米の発生防止のため、遅れずに刈る!
◎別刈り取り・仕分けを徹底し、品質向上に努める。


現   況

気象の概要(8月6日〜8月12日、福井地方気象台)

・平均気温は 30.0℃で、平年に比べ 2.9℃高くなりました。
・日照時間は、平年の 約119%と多くなりました。
・降水量は、平年比の約37%と少なくなりました。

 なお、気象データについては、稲作生育診断システムの気象データメニューより閲覧できます。
 もちろん、気象情報システムもご活用ください。


籾水分の低下稲作生育診断システムの現在の生育メニューで確認できます。)
 現在、農試の7月19日出穂のハナエチゼンでは、積算気温による刈取り開始期予測(別表)では、8月22日となるが、水分の低下速度からは8月18日頃開始時期と見込まれ、かなりの誤差が生じている。穂の上部の籾では、既に立毛中の胴割れが確認された。


表 水分調査結果(ハナエチゼン)   (8/12調査は雨の合間のサンプリング)
場所 田植日 出穂期 籾水分(%)
8/5 8/7 8/9 8/12
福井市浜島町 4/27 7/17 31.0 29.4
坂井町上新庄 5/1 7/17 43.5 35.4
武生市北町 5/3 7/18 34.8 31.1
美浜町久々子 5/2 7/16 33.5 28.3
福井市寮(農試) 5/2 7/19 33.6 31.3 30.4

その他
 1)12日朝の降雨で、過剰生育気味のコシヒカリで倒伏が始まった。
 2)浅耕土圃場または肥料不足のハナエチゼンで止葉枯れが目立ってきた。
 3)台風13号が発生。進路が気がかり。


対  策
出穂後高温で経過し、登熟が早まっているので、籾水分(25%以下)を中心に刈り取り開始期を決定する。早生ではその4〜5日、中生では6〜7日の間にほぼ刈り終えるよう計画し、遅刈りにならないようにする。

褐変籾や斑点米の発生の多い圃場、倒伏した圃場、干ばつを受けた圃場などは、事前に圃場審査を徹底し、品質向上のため、仕分けを行う。圃場内でも水口付近で極端に生育が遅れている場合などは残して後から刈る。

適切な水管理(間断通水)の徹底により根腐れ、下葉枯れを防止する。水不足は困るが、長期湛水で根腐れの懸念される圃場も多い。水口部分の圃場の軟弱化を避けるためにも、灌水はできるだけ短時間で行い、後は閉める。
  落水の時期は、中生で刈り取りの7日前、晩生で10日前を目安とする。

乾燥
1) 15.5%を玄米水分目標とし、高温による急激乾燥、および過乾燥を避ける。
2) 青籾混入率が高ければ、乾燥仕上げ以降に水分が戻る。逆に、籾殻と玄米部との水分が平衡する前に測定して籾殻水分が低い場合や、特にハナエチゼンで乾燥後の籾貯留場所が高温になる場合は、仕上げ後さらに乾燥が進むので、それらの条件を踏まえて仕上げ水分を設定する。


過去情報
No.1(5月23日) No.2(5月30日) No.3(6月6日) No.4(6月13日) No.5(6月20日)
No.6(6月27日) No.7(7月4日) No.8(7月11日) No.9(7月18日) No.10(7月29日)
No.11(8月6日)

上記内容の参考資料
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